突然ですが、
あなたは今の仕事に「飽きて」いませんか?
それとも、職場の人間関係やプレッシャーに「疲れ果てて」いませんか?
もし、その「飽き」と「疲れ」が同時に襲ってきているなら、あなたは私と同じ「HSS型HSP(刺激追求型HSP)」かもしれません。
- 入社3ヶ月で仕事のルーティンを覚え、急激に興味を失う。
「もっと新しいことがしたい!」と転職したのに、新しい職場の殺伐とした空気に耐えられずダウンする。
履歴書の職歴欄がどんどん増えていき、「自分は社会不適合者なんじゃないか」と夜な夜な枕を濡らす……。
はい、これ全部、過去の私です(笑)。 私は30代前半にして、すでに4回の転職を経験しています。ちなみに今年、5回目の転職予定です(笑)。
しかし、今は断言できます。 「仕事が続かないのは、あなたの根性が足りないからではない。選び方の軸がズレていただけだ」と。
今回は、数々の失敗と転職を繰り返した私がたどり着いた、HSS型HSPが長く、そして楽しく働くための「適職の条件」を実録としてお伝えします。
「また、仕事を辞めてしまった……」「履歴書の職歴欄がもう埋まらない……」HSS型HSP(刺激追求型HSP)の皆さん。転職を繰り返すたびに、世間体や家族への申し訳なさで、自分を責めていませんか?頭では「HSP気質だから仕方ない[…]
なぜ、HSS型HSPの仕事は長続きしないのか?
「適職」を知る前に、「なぜ辞めたくなるのか」その原因を解剖しましょう。 HSS型HSPが仕事に絶望するパターンは、大きく分けて2つしかありません。
パターンA:【HSSの反乱】ルーティン地獄で死ぬ
HSS(刺激追求)の気質は、「停滞」を何よりも嫌います。 毎日同じ場所、同じメンバー、同じ作業(ハンコ押しやデータ入力など)……。 これらが続くと、脳が「退屈死」しそうになり、「ここから逃げ出したい!」という衝動が抑えられなくなります。
パターンB:【HSPの悲鳴】環境ストレスで死ぬ
一方でHSP(繊細)の気質は、「過剰な刺激」に弱いです。 「飛び込み営業のノルマ」「怒鳴り声が飛び交う職場」「常に電話が鳴り止まないオフィス」。 HSSの好奇心で飛び込んだ業界(広告代理店やイケイケのベンチャーなど)が、実はHSP気質にとっては地獄のような環境だった、という「事故」が多発します。
つまり、HSS型HSPの適職探しとは、 「退屈すぎず(HSS対策)、かつ刺激が強すぎない(HSP対策)」 この絶妙なバランスポイント(スイートスポット)を見つける作業なのです。
転職4回の私がたどり着いた「続く仕事」4つの条件
私が数々の職場を渡り歩き、失敗から学び取った「HSS型HSPが輝ける条件」は以下の4つです。 職種名(Webデザイナー、事務など)で選ぶ前に、この「環境条件」が揃っているかを確認してください。
条件1:【裁量権】自分のペースでアクセルとブレーキが踏めるか
これが最重要です。 HSS型HSPは、やる気がある時は人の3倍働きますが、疲れると急にシャットダウンします。 そのため、「自分の裁量で仕事の進め方を決められる環境」が必須です。
- NG: 常に見張られているライン作業、電話が鳴ったら即対応のコールセンター、分刻みのスケジュール管理。
OK: 成果物さえ出せばプロセスは自由な仕事、リモートワーク可能な職場、プロジェクト単位の仕事。
私の場合は、現在AMフリー(職場限定)で成果物さえできればプロセスは自由な仕事です。PMは現場でルーティンワーク。
ちなみに、次の転職先は基本AMフリー(在宅ワーク可)となり、より裁量権が増す予定です。PMは現場でルーティンワーク。
条件2:【変化】「深める」と「広げる」が両立できるか
単純作業の繰り返しはNGですが、次々と新しいことばかりやらされると疲弊します。 理想は、「ひとつの専門分野(HSPの深掘り)」を持ちつつ、「扱うテーマや相手が変わる(HSSの刺激)」仕事です。
例
Webライター・編集者:書くスキル(深掘り)× 記事のテーマは毎回違う(変化)。
コンサルタント・講師:教える知識(深掘り)× クライアントや受講生が変わる(変化)。
ITエンジニア:技術力(深掘り)× 開発するプロダクトが変わる(変化)。
私の場合、一応本業は専門職でありつつ、副業は本業と別のこと(ブログ、アフィリエイト、コンテンツ販売など)を行っているので、バランスがよいです。
条件3:【意味】「誰かの役に立っている」実感が持てるか
HSP気質は共感力が高いため、「人を騙してでも売る」ような仕事や、「何のためにやっているか不明な社内調整」に強烈な虚しさを感じます。
「自分の仕事が、誰かの困りごとを解決した」という手応え(貢献感)が、飽きっぽいHSS型の心を繋ぎ止めるアンカー(錨)になります。
私の場合、本業は困りごとを支援する仕事であり、副業のテーマも困り事や悩み事に対してヒントを提供するコンテンツとなっているため、「やりがい」につながっています。
条件4:【安全性】心理的安全性が確保されているか
どんなに面白い仕事でも、人間関係がギスギスしていたり、ハラスメントが横行している場所では、HSPセンサーが警報を鳴らし続けて1年も持ちません。
「仲良しこよし」である必要はありませんが、「否定されない」「静かに集中できる」環境は絶対条件です。
私の場合、比較的「心理的安全性が確保」されており、人間関係も程よい距離感で仕事ができているので、ストレスなく働けています。
具体的にどんな職種が向いているの?
上記の条件を踏まえると、以下のような職種がHSS型HSPには相性が良い傾向にあります。
Web・クリエイティブ系
(Webマーケター、ライター、デザイナー、動画編集者)
理由: プロジェクトごとに内容が変わり(HSS)、一度集中すれば自分の世界に没頭できる(HSP)。フリーランスやリモートワークに移行しやすく、人間関係のコントロールもしやすい。
専門職・技術職
(ITエンジニア、研究職、薬剤師、整体師・セラピスト)
理由: 専門知識を深められる(HSP)。IT系は技術の進歩が早く、常に新しい学習が必要なため飽きにくい(HSS)。セラピストなどは1対1の深い関わりができるため、大人数の場が苦手な人に最適。
企画・課題解決系
(商品企画、広報、経営コンサルタント、キャリアカウンセラー)
理由: 誰かの悩みを聞き(HSPの共感力)、新しいアイデアで解決する(HSSの発想力)。「既存のものを守る」仕事より「新しい価値を作る」仕事の方が向いています。
仕事が続かない自分を責めないためのマインドセット
最後に、どうしても伝えておきたいことがあります。
それは、「転職回数が多いことは、必ずしも悪いことではない」ということです。
今の日本ではまだ「石の上にも3年」が美徳とされがちです。
しかし、HSS型HSPにとって、合わない環境で我慢し続けることは、メンタル崩壊への直行便に乗るようなもの。
私は転職を繰り返す中で、以下のように考えるようになりました。
- 転職は「逃げ」ではなく「調整(チューニング)」:
自分に合う環境を探すための実験です。データが集まるほど、次はもっと精度の高い選択ができます。
- 「飽き性」は「多動力」である:
色々な業界を経験したことで、私には「療育×IT×ライティング」のような、複数の視点が身につきました。これからの時代、一つのことしか知らない人より、複数の経験を掛け合わせられる人の方が貴重です。
- 1つの仕事で満たそうとしない(ポートフォリオワーカー):
「安定のための本業(週3〜5)」+「刺激のための副業」という働き方もアリです。 一つの仕事に「安定」も「刺激」も「やりがい」も全て求めるとパンクします。分散させればいいのです。
「また、仕事を辞めてしまった……」「履歴書の職歴欄がもう埋まらない……」HSS型HSP(刺激追求型HSP)の皆さん。転職を繰り返すたびに、世間体や家族への申し訳なさで、自分を責めていませんか?頭では「HSP気質だから仕方ない[…]
まとめ:あなたは「社会不適合」じゃない。「高機能」なだけだ
HSS型HSPの適職探しは、高性能なスポーツカーが走る場所を探すようなものです。
砂利道(合わない職場)を走ればすぐに傷つきますが、サーキット(合う環境)を見つければ、誰よりも速く、遠くまで行けます。
もし今、あなたが仕事で苦しんでいるなら、 それはあなたの能力が低いからではありません。
「場所」と「乗り方」が合っていないだけです。
私が4回の転職を経て、今こうして発信活動を楽しめているように、あなたにも必ず「輝ける場所」があります。
まずは、自分にとっての「心地よい刺激」と「許容できないストレス」を書き出すところから始めてみませんか?
あなたの「わがまま」な職探しを、私は全力で応援しています!