どうも、プリモンです。
HSP気質と上手く付き合っていくためには、自分の性格とHSPの特性をきちんと理解し受け入れることが大切。
HSPについて頭で理解することは簡単。
しかし、実生活まで落とし込んでいくにはそれなりの時間と試行錯誤が必要となる。
仕事面でもHSP気質があるがゆえに、苦悩を抱えている人はたくさんいる。
実際に、何度も転職を繰り返すことで世間体や自分自身に対して、過度な負い目を感じてしまう人もいる。
- HSP気質があるがゆえに人間関係で仕事が長続きしない人
- HSS型HSP気質があるがゆえに飽きやすく仕事が長続きしない人
- HSP気質を活かせる働き方(向いている仕事)がしたい人
- すでに何回も転職しており、世間体を気にしている人
- これからどのように働いていけばよいのかわからない人
におすすめ。
この記事で伝えたいことは……
【仕事編】「HSP」と「HSS型HSP」の特性の違い
HSPの概要や基本特性、分類などを詳しく知りたい方は、次の記事を読むことでより理解・共感が増す。
ここでは、仕事に焦点を当てて「HSP」「HSS型HSP」の特性の違いについて述べる。
HSP(内向型HSP)の特性
・一旦立ち止まって確認する
・何度も考える
・深くて複雑な内面世界を持っている
・とても内省的である
・誰かと深くつながることで活力を得る
・1人になって過剰な刺激から回復するのに時間を必要とする
・少数の親しい誠実な本物の友情だけでも満たされる
・優しく穏やかである
・共感力がある
・創造的である
・先見性予測力がある
・熱心で洞察力が鋭い
・深い意味を感じさせる関係で関心を持つ
・意義深い
・好きなことをしているときの集中力が凄まじい
・仕事に情熱を持つ傾向にある
・物事の理由因果関係に関心を持つ
・精神的なプラスはお金に代えがたい
・1対複数で話すのが苦手である
HSS型HSP(外向型HSP)の特性
・周囲にどう見られるかを強く意識する
・外部の刺激を欲しがる
・周囲の目を強く気にする
・話すスピードが早い
・言ったそばから忘れてしまう
・外部からの情報を必要とする要求度が高い
・内向きの活動をしすぎると活力が失われイライラ、やる気がなくなるといった抑鬱傾向が強くなる
・他者とコミニケーションがしたいと望む
・友好的、社交的で表情が豊かでオープンである
・人が行っていないことをしたがる
・飽きっぽいところがある
・思いが通じ合う人たちと自分のアイディアを共有したがる
・現場を改良したがる
・仕事以外のところで違和感を感じて仕事そのものに嫌気がさす
・人と共感し合い協力的である時に最大の力を発揮する
・誤解されている、否定されていると感じる時に違和感が生まれ意気消沈
・SNSが苦手、ただし信頼できる人たちに対するシェアは躊躇しない
人生100年時代、これからの働き方
人生100年時代の今、日本の生活スタイル(人生設計)は徐々に変化してきている。
ここでは、「生活面」と「仕事面」の2つについて述べていく。
生活面
- 生活の質向上や医療の進歩により、平均寿命が伸び続けている
- 2000年代(2007年以降)に生まれた子どもたちの約半分は、平均寿命100歳以上生きる可能性が高い
- 2022年現在、20代・30代の人でも、平均寿命90歳以上生きる可能性が高い
- 現時点で、健康寿命は70歳代後半(元気に過ごせる年齢)と言われている
- 平均寿命と健康寿命の格差が広がるばかりで、老後生活の質が問われる
仕事面
- 年功序列制で、給料が右方上がりに増え続ける時代ではなくなった
- 終身雇用制で、定年まで働ける保証がなくなった
- 当然のように退職金がもらえる時代ではなくなった
- 高確率で、年金が下がることは確定している(なくなることはないと思う)
- 少子高齢化による働き手不足と年金問題等で、定年が70歳以上まで引き上げられる可能性が高い
まずは、上記2点の日本の現状を押さえておきたい。
欧米(アメリカ)の働き方
日本の現状に加えて、欧米の働き方も簡単に知っておいてほしい。
- 完全実力競争社会(ジョブ型雇用)
- 明確な仕事範囲が決まっている(総合職がない)
- 仕事の価値観「量」より「質」重視
- 定時帰宅(残業なし)
- フリーランスが多い(終身雇用がない)
欧米の働き方を見てわかるように、日本の働き方改革は徐々に欧米側にシフトしてきている。
欧米人の転職回数(平均)が10回/人以上。
日本人からしたら転職回数が多いと感じる人が大半と思うが、海外では普通。
日本もグローバル社会を迎える今、時代の流れに逆らうことはできないだろう。
現に近年、日本の転職活動は増え続けている。
生産年齢人口は減り続け、人材不足と言われるこの時代。
仕事を選ばなければ働く場所はたくさんあり、求人もある。
転職する人の年齢も上がっており、40代の転職も珍しくない。
「転職の限界年齢35歳」説は、もはや迷信になりつつある。
私が述べたことについて、興味関心や疑念があれば、ぜひググってほしい。
【必見】HSS型HSPの飽き性を強みに変えて、副業で楽しく稼ぐ方法
キャリアコンサルタントになるための養成講習と国家資格のメリットとは?
HSS型HSPはなぜ仕事が続かないのか
もちろん、仕事が続かない理由は人それぞれで異なる。
- 人間関係のストレス
- ストレス耐性が低い
- まわりの目(評価)を気にしすぎてしまう
- ノルマの達成度や役職による管理など重い責任感に耐えられない
- 急な対応・変化に振り回され疲れ切ってしまう
- 自分の悩みを話せる人が周りにいない
- 忙しすぎてひとりの時間が全くとれない
など
仕事(働き方)に対する考え方
ここでは仕事(働き方)に対する心構え・考え方を伝えたい。冒頭でも述べたが、
「自分に合った仕事環境を整えること」「様々な働き方や社会保障制度を知ること」が大事。
【超重要】
- 自分の人生(生活)の中で、何が1番優先度が高いか認識する
- 絶対にここだけは譲れないことを明確にする
- 絶対に受け入れがたい嫌なこと(ストレス)を明確にする
- 自分の居場所を仕事以外に3つ以上持つ(趣味、地域活動、副業など)
- 心から信頼できる人(家族、友人、仲間など)を1人以上持つ
- 最低限の社会保障制度の内容を知る
- やりがいとお金のバランスをきちんと考える
- 自分自身の性格や特性、強み、弱みを知る(自己分析)
自分の人生(生活)の中で、何が1番優先度が高いか認識する
自分の中で1番優先度の高いこと(もの)はなにか。
私の場合は、「家族」が何よりも1番大切。
だから私は、何よりも家族が幸せになれる(と思う)1番の選択をしてきた。
独身(妻と付き合っている時)から新婚時代にかけては、住む場所も働く場所も妻を中心に動いてきた。
それはなぜか……。
学生の時から夢や目標に向かって、がむしゃらに勉強や実習、就職活動に頑張る妻を見てきたから。心の底から応援したいと思えたから。
子供ができてからは、妻にとって働きやすく、子育てのしやすいところはどこか。
子供にとって、のびのびと自由きままに楽しく過ごせるところどこか。
優先度を大切にしながら、すごく考えてきた。
だから、私は今までの選択に1度も後悔したことがない。社会人になって住む場所5回、働く場所4回変わったが、全く後悔していない。
むしろ、たくさんの経験や出会いがあって楽しい。
人生100年時代、幸せな家庭(家族)を守るための賢明な生き方
絶対にここだけは譲れないことを明確にする
他人の意見にブレず、自分が本当にやりたいことがわかっていれば、人生楽しく生きれる。
そのためにも、まずは自分が好きなこと、やりたいことを明確にする必要がある。
自分軸をつくろう!
私の場合は、「医療・福祉」「子供」「就労」の3つが仕事の軸となっている。
これまでも、これからもずっと携わっていくだろう。
絶対に受け入れがたい嫌なこと(ストレス)を明確にする
絶対に嫌なこと、苦手なことを明確にしておくことをおすすめする。
改善しようと努力しても、生理的に受け付けないものは受け付けない。
もちろん、嫌なことや苦手なことから完全に避けることはできないが、対処することはできる。
例えば私の場合、「電話対応」。突然鳴る要件もわからない電話をとることが苦手(電話かけるのはOK)。
職場はとりあえず、電話がなったらすぐ出ろタイプ。電話担当がいないため、暗黙の了解で若手が率先して出ろという良くない風習。
まわりの目もあるため、電話を避けているばかりでは逆に目立ってしまう。
そこで、私は自分にルールを課した。
「3回目のコールででる」「まわりが忙しそうであれば率先してでる」「連続して対応しない(3回に1回)」など
これだけでもかなり負担は減ったし、まわりの目も気にならない。むしろ、電話に率先してでないキャラが定着して期待されない(怒りが生まれない)。
自分の居場所を仕事以外に3つ以上持つ(趣味、地域活動、副業など)
仕事場しか居場所がなければ、仕事や人間関係に行き詰まった時かなりしんどい。
リフレッシュする場(逃げ場)を複数持っておくことで、ストレス発散や悩み相談、もしかしたら新たな仕事につながることも。
私の場合、「仕事場」以外に「家庭」や「趣味サークル」、「副業」「パパママ会」など。
仕事以外の人と関わるだけで楽しい時間や新鮮な刺激、新たな価値観などが得られる。
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心から信頼できる人(家族、友人、仲間など)を1人以上持つ
心から信頼できる人(味方)が1人でもいれば、十分。心の支えとなる。
私の場合、1番は「家族」。「家族」さえいれば、みんなから何と思われようが、死ぬことはない(むしろ死ねない)。
ありがたいことに、各男女1人ずつ「親友」がいる。家族とギクシャクしても相談相手がいることは本当に救い。
よく男女間に「親友(友情)」はないと言われるが、私には確信がある。
なぜなら、年の差が20歳もあり、むしろ母的存在。
HSPの特性上、交友関係は浅く広くで終わりがち。
なかなか深い関係まで築けないことの方が多いが、その他にも時々(年1~2回)遊びに誘ってくれる友人が複数いるだけで本当恵まれている。
最低限の社会保障制度の内容を知る
深く考えすぎて不安になるHSPには、うってつけの対処法。
仮に仕事がなくなっても、全然生きていける(生活ができる)ことがわかる。
また、仕事をやめた後の選択肢も増える。詳しいことはここでは述べないが、学ぶ価値は十分にある。
特に「雇用保険」のところは押さえておくこと。ネットでググるだけでもOK。
私の場合、社会保障制度を知る上で「FP3級」を独学で学んでいる。どうせ、勉強するなら資格取っちゃおう。
「FP3級」は独学で十分、合格範囲を狙える。FP3級の知識は生きる上でかなり役立つが、転職活動ではあまり使えない。職歴(資格欄)に載せられないため。
FP2級からは載せられる(かなり難易度上がる)。興味のある方はぜひ挑戦しよう。
やりがいとお金のバランスをきちんと考える
仕事(職場)選びに重要。
ここは難しいところで、家族構成や年齢、今までの経験が大きく影響してくる。
私の場合も、自分自身の中ではっきりした答えが見えていない。
妻と子(2人)いる立場となっては、やりがいの方ばかりに比重を寄せるわけにはいかない。
私が本当にやりたいことは決して年収の高い市場(分野)ではない。
かと言って年収は高いが、まったく興味のない仕事だったり、残業たっぷりのブラック企業であれば、まず仕事は続かないだろう……。
難しいところだが、どちらもいいとこ取りできる働き方を目指している。
詳しいことは次の項目で話すとしよう。
HSS型HSPの気質を理解して、自分に合った仕事と働き方を見つける方法
自分自身の性格や特性、強み、弱みを知る(自己分析)
自分自身の自己分析ができていれば、どのような仕事が向いているのか、弱みを強みに変えられないか、苦手なことの対処法はないかと手を打ちやすい。
ここで、自己分析におすすめのツールを紹介。
- エニアグラム(無料)
- グッドポイント診断(無料)
- ストレングスファインダー(有料)
①「エニアグラム」と②「グッドポイント診断」は実際に行ったことがある。
無料にしてはなかなかの精度でよい。しかし、どこか物足りないところも。
③の「ストレングスファインダー」はまだ実践したことないが、評判はよく①②よりも精度が高く、細かいところまで自身の特性がわかるとのこと。
ぜひ、試してみたいものだ。
ちなみに1番安くできる方法は、「さぁ、才能(じぶん)に目覚めよう<新板>」という本の特典に1回分の無料クーポンがついてる。
心に余裕をもって仕事を長く続けるポイント
- 適度に休む
- 自分自身を受け入れる
- 周囲へ理解・協力を促す
- 責任を負いすぎない
- 無理して頑張りすぎない
- 1つの会社に縛られない
- 多様な働き方を知る
上記のことを踏まえた上で、HSPにとって理想的な働き方がある。
会社員(サラリーマン)として安定した収入が一定額あり、副業(もしくはフリーランス)として自営で仕事をする。
2足のわらじ(2つ以上の稼ぎ口)スタイルがおすすめ。
本業(会社員)としての固定収入があるため、お金への不安は少なくなる。
さらに、副業(フリーランス)として頑張り次第では収入青天井。自分のやりたい仕事ができる上、一緒に働く人(顧客)も選ぶことができる。
HSS型HSPの好奇心旺盛なところを自由に生かしながら、自己裁量で働けると言う一挙両得な働き方。
今現在、安定した情勢ではなくなってきている。
もともと不安定な状況を楽しむことができるHSS型HSP(良くも悪くも刺激を欲する)。
世の中のしがらみや偏見も減ってきている今だからこそ、より自分に合った働き方を模索するとき。
HSP(繊細さん)向けの仕事とは
下記で紹介する職種はあくまでもHSPの強みを活かせる仕事であって、決してストレスのない楽な仕事ではない。
この世にストレスのない楽な仕事なんてないし、仮にあったとしても結局その会社にしがみつくことになる。
1人でも合わない人が入社してきた場合、新たなストレスや不安が生まれ、同じことの繰り返し。
逃げてばかりの人生では何の解決にもならない。むしろ、無理のない範囲でもがきながら生きていく方が堅実。
- 医療福祉職→職場関係、患者等でやむ
- 教員→親、子等でやむ
- 子どもや動物に関わる仕事→親、同僚等でやむ
- 接客、サービス、営業系→上司、客等でやむ
- 工場系→飽きる、物足りない
- デザイン系→一握りの才能と運
- 音楽系→一握りの才能と運
- アート系→一握りの才能と運
- IT系→いいかも
*注1:向き不向きは人によって異なる。*注2:天職になることもあれば病むこともある。
*注3:病む要因としては、「人間関係」の影響が大きい。*注4:(HSS型)HSPの強み・弱みは表裏一体。
私の場合、医療・福祉職で子供関係の仕事。正直、人間関係はしんどい。上司や同僚、親や子、利用者など。
しかし、これまで述べてきたことを実践してきているおかげで、なんとでもなる。
むしろ、辛さより楽しさ嬉しさ(生きがい)の方がはるかに上回っている。
キャリアコンサルタントになるための養成講習と国家資格のメリットとは?
キャリアコンサルタントになりたいあなたへ。手軽に最安級で講習を受ける方法
さいごに
なぜ、人は仕事を続けないといけないと思うのか。
理由は簡単、「お金への不安」があるからだ。
仕事をやめたら稼ぐことができなくなり、生活ができなくなる。
だから「働き続けなければ……」というプレッシャーに押しつぶされてしまう。
冒頭でも述べたように、日本で働けなくなっても社会保障制度(傷病手当金や失業手当金など)のおかげで生きていくことができる。
深い思考ができるHSPだからこそ、先のことまで考えすぎて様々な不安に包まれてしまう。
先々の不安がすでにわかっているのであれば、即座に行動(対処)しよう。
はやいうちから自己改革(働き方改革)や資産形成・運用(稼ぎ方)で、将来への先行投資を始める。
現在日本は、インフレ率2%を目標としている。
今後長い期間、インフレ時代に突入する可能性あり(すでに突入している)。
インフレになるとどうなるのか?
・モノやサービスの値段が上がる
・お金(紙幣)の価値はどんどん下がる
そのため、お金を預金として持っていても、資産の価値はどんどん目減りしていくばかり。
現在は低金利時代で、預金をしているだけでは全然お金は増えない。
銀行預金の金利は、だいたい0.01~0.001%が一般的。
マネーリテラシーがある人は、ネット銀行などにお金を預けているかもしれないが、それでも0.10%程度(地方銀行の利子率と比べれば断然良い)。
インフレに強い資産といえば、「株式投資」や「不動産投資」などが代表的。
しかし、私のような凡人サラリーマン(年収300~400万円台)は、株や不動産に投資するたくさんのお金はない。
株式投資については少額からでも始められるが、大きく資産は増えない。
むしろ、大半の個人投資家は負ける。
しかし、今後の勉強のためと思って、少額からでも株式投資もしくはインデックス投資を始めることをすすめる。
投資自体はおもしろく、政治・経済などの知識が身について世の中の流れが見えてくる。
まずは堅実に、元金となる資金を作ることが重要。
資金を作るための重要なポイントが、
先程も述べたが、大事なのでもう一回。
副業の中でも「個人事業主(フリーランス)」として、運営していくスタイルが良い。
なぜなら、「節税」ができるから。
事業がうまく回り始めて豊かな人生を歩めるようであれば、無理してまで株式投資や不動産投資に手を出さなくてもよい。
『繊細パパの教科書』では、「心身ともに豊かな人生が送れるようになれば大成功!」というコンセプトで運営。
読者のみなさまにお伝えしていく内容は、人生100年時代を迎えるにあたり「仕事」から「家庭」までの幅広い知見を実践形式で発信していく。
1度きりの人生、後悔のないようにぼちぼち前を向いて歩いていこう。
併せて読んでほしい
人生100年時代、幸せな家庭(家族)を守るための賢明な生き方
ばいびー