どうも、プリモンです。
この記事では、「テレビやタブレット端末による子どもへの影響」について紹介。
- 子育て(特に未就学児)をしているママパパ
- 子どものテレビ視聴時間や内容について気になっている人
- 子どもたちの言葉や表現力の発達に関心がある人
- 自分の子ども時代とは違う映像メディアの環境について知識を深めたい人
におすすめ。
映像メディア(テレビ、スマホ、タブレット端末など)に対してメリットを感じる反面、子どもの発達への影響に抵抗を感じる方も多々いらっしゃるかと思う。
この記事では、「映像メディアと子どもの発達の関連性」について研究している方の書籍を参考に、映像メディアとの上手な付き合い方を述べる。
先に結論を述べると、
子どもはどのくらいテレビを見ているのか
1歳児の1日あたりのテレビ視聴時間は、「平均1時間44分」(実際にテレビは見ていないけれど、常にテレビがついているという時間は省く)。
長い時間のようにも感じるが、その中でも集中してテレビを見ている時間は「平均24分」。
2歳を過ぎてくると外遊びの時間も増えてくるため、テレビや動画鑑賞に費やす時間は減る傾向にある。
映像メディアは発達に悪影響を与えるのか
結論から言うと、
「視聴時間の長い短いの直接的な悪影響は認められない」
と言われている。
最近、「テレビの視聴時間と子どもの発達の相関性について」より正確に調べられるようになった。
その結果、「テレビの視聴時間と子どもの発達に及ぼす直接的な悪影響はほとんど見られない」とのこと。
今現在は、「テレビを見せない」という意見から「正しいテレビ(タブレット端末)の見方」を推奨されるようになってきた。
もちろん何でもそうだが、長時間同じことを続ける(見続ける)ことは心身ともに良くない。
今までテレビは、子育てにあまり良くないという印象だった。
しかし、今はむしろ言葉などコミュニケーションに関する発達に役立つツールにもなり得る。
言葉だけではなく、映像を見る中でまねっこが増えて、能動的に楽しめるようになっている。
ここから、言葉以外の表現力が身についてくる。
テレビをよく見る子は、マネをする行動が大幅に増える。
言葉の理解とともに映像の内容も少しずつ理解し、テレビをより楽しめるようになる。
子どもにとってのテレビの存在は、単なる視覚刺激から意味のある刺激へと変化していく。
映像メディアとの上手な関わり方
年齢にあった内容の番組や視聴時間などを気をつけることで、テレビやタブレットは豊かな学習ツールとなる。
どのような映像メディアと関わると良いか。
年齢にふさわしい内容の番組を選ぼう
幼児向けの教育番組の視聴が、想像力や認知能力の向上へ飛躍的に関連することがわかっている。
特に、意味の理解がすすむ1歳代は影響が大きい。
その反面、視聴内容がよろしくないと悪影響を及ぼす可能性もある。
親子で一緒にコミュニケーションを取ろう
映像メディアも絵本と同じように、コミュニケーションの一環として使うと良い。
親子で一緒に同じ番組を見て、その内容について話すことで、より子どもに正しい認識を与える。
子どもが集中して見ているときは、何に興味を持ってるのかと関心を向け、子どもの一面をより深く知ることができる。
1日の中で映像メディアを見る時間を決める
1歳からは、絵本の読み聞かせや外遊びなど様々な体験(遊び)を大切にしたい時期。
全体のバランスを見て、映像メディアを見る時間を決めよう。
目安としては、長くても「1日2時間まで」と決めておくことが大切。
スマートフォンやタブレット端末のようなタッチスクリーン型のメディアは、乳幼児にとってどんな影響を及ぼすのかは、まだはっきりとわかっていない。
しかし、夢中になってずっと見てしまうため、長く触らせることは良くない。
子ども用のアプリで遊ぶ時も、ママパパがそばで見守りながら一緒に遊ぶようにしよう。
しっかりと終わりの線引きを決めることが大切!
まとめ
- 子どもは1歳代からテレビや動画に興味を持ち始めるが、視聴時間は平均で1日1時間44分であり、集中して見ている時間は24分である。
- テレビの視聴時間と子どもの発達には直接的な悪影響は認められないが、長時間同じことを続けることは良くない。
- テレビは言葉やコミュニケーションの発達に役立つツールとなり得るが、親子で一緒に見て話すことが重要である。
- 年齢にふさわしい内容の番組を選び、1日の中で映像メディアを見る時間を決めることが大切である。
- スマートフォンやタブレットのようなタッチスクリーン型のメディアは、まだ影響がわかっていないので、長く触らせないことが望ましい。
参考になれば幸い。
ばいびー