人生100年時代に求められる「働き方」と「必要なスキル」

どうも、プリモンです。

医療やテクノロジーが進歩し、衛生面や経済面で発展している先進国(日本)を中心に、100歳まで生きる可能性が十分高くなってきた。

この記事では、「これからの働き方」と「これから必要とされるスキル」について実体験を交えてまとめている。

ぜひ、「今後の人生がゆたかになるための第一歩」と思って読んでいただけたら幸い。

  • 人生を少しでも豊かにしたい人
  • 人生1000年時代に不安を抱えている人
  • 人生100年時代に合った働き方を知りたい人
  • 今の働き方に疑問を抱いている人
  • これから仕事をする上で必要とされるスキルを知りたい人

におすすめ。

この記事で伝えたいことはずばり…

時代に合った働き方を知る、そして個人で稼ぐ力を身につける

現代から人生100年時代の働き方へ

これからの時代、「一生ひとつの仕事に勤めること」が果たして賢明なのか?

私は、「これからの時代一生ひとつの仕事で、人生を全うすることができるのか」と疑念を抱くようになった。

今現在も、公務員はひとつの仕事を長く勤め上げることで、得られるメリット(昇給や退職金、福利厚生、休日など)は未だに大きい(近年、徐々に待遇が下がってきている傾向にはあるが)。

これから先、公務員もどうなるかわからないが、まだ現状を見る限り一点張りでも良いと個人的には思う。

しかし、私を含む凡人サラリーマン(年収300万円~400万円台)は話が別。

医学やテクノロジーの進歩により、寿命が100歳以上となる時代がもうすぐそこまで来ている(すでに来ているかもしれない…)。

人生1000年時代、大きく働き方が変わる。その証拠に、国は「働き方改革」や「NISA・iDeCo」といった施策を行っている。

現時点で、現役世代の半数以上の人は定年60歳ではなく、65歳までと引き上げられる。

しかし、この先の財政や年金のことを考えると65歳の一律定年などは不可能。

70歳もしかすると75歳~80歳まで働かないと、個人の生活も社会も成り立たない時代がやってくる。

もし、そんな時代を迎えた時、一生のうちにひとつの仕事しか経験したことがないという人の方が、かえって珍しくなるのではないか。

今の現役世代はまだ、自分は一生その仕事を続けていくつもりだと思っている人が多い。

大半の人が、「人生において職業はひとつ」という前提でキャリア形成を考えている。

人生100年時代が到来した暁には、働く期間はなんと半世紀以上もある。

そんなに長い期間、ひとつの職業につくという想定は本当に現実的だろうか?

「将来の社会」はこれからどう変化していくのか?

そもそも世の中は、50年も経てば大きく変わり、特定の職業自体が不要になる場合もある。

昭和時代にはあった仕事が、今ではなくなっている仕事も現時点では数多くあると思う。

「手に職をつければ安心」といっても、その専門的な技術を必要とする職業や市場自体が消えてしまっては、元も子もない。

しかし、時代とともに消えゆく職業がある一方、新たに出現する職業もある。

ウェブやソーシャルゲーム関連のデザイナーや開発者など、昭和の頃にはほとんど注目されなかった職業が、今では引く手あまたの職業となっている。

私の例で話そう。

私の本業は、「リハビリ専門職」。

リハビリの歴史は浅く、数十年前までは人数が限られており、重宝されていた。その分、待遇も良く、先生扱いだったとのこと。

そのような時代背景もあり、リハビリ職を求める人が急激に増えて、今では逆に飽和状態。

給料は年々安くなり、働く場所も選べなくなっている状況。

リハビリ業界もこのままでは「まずい」ということで、各個人や協会ともに職域(働く場所)を広げようと頑張って活動している。

しかし、この先どうなるかわからない。国や団体に甘い期待を抱いているばかりでは何も変わらない。

医療が進歩したら、リハビリすら必要のない時代がやってくるかもしれない……。

職業自体はなくならないにしろ、これからは病院・施設に依存しているばかりでは個人は生き残れない。

もはや、70歳でおじいちゃん、おばあちゃんをリハビリしていたら、どっちが患者さんでどっちがセラピストかもわからない。

まずは元気に働き続けられるように、「健康な体づくり」から始めよう。

働くための資本となる「健康な心身」、「知識・技術」、「資格」、「人脈」、「実績」などがあれば、個人で稼いで生活できる。

人生100年時代の働き方「ストック型」から「フロー型」へ

これまでの社会では、できるだけ多くのストック、すなわち資産を持つことが有利な立場とされてきた。

ここで言う「資産」とは、貯金のことでもあり、家族や同級生などの人的ネットワーク、資格などの肩書も含め過去において手に入れた、「ストックしてあるもの」という意味。

今の社会では、ストックをたくさん持っている人ほど豊かに暮らせる。だから世の人は、とにかくストックを増やそうと頑張る。

老後の不安を和らげるためには、ストックが多ければ多いほど良いと考える。

相当な貯金があるのに、さらにお金を貯めようとする人もたくさんいる。一向に不安は消えないし、キリがない。

今後の人生100年時代を乗り切るには、ストックが多いことより、その時々に何らかの価値を生み出し続ける「フローの力」の方が重要となる。

例えば、「貯金はあるけれど自分で稼ぐ力がない人」と「貯金はないけれど自分で稼ぐ力がある人」の対比では、わかりやすいのではないか。

「貯金はあるが、自分で稼ぐ力がない人」、「貯金はないが、自分で稼ぐ力がある人」

貯金はあるけれど、自分で稼ぐ力がない人

長期間にわたり、大企業で働いてきたエリートサラリーマンや公務員のような人達のこと。

毎月の給料が振り込まれ、年に2回はボーナスがあり、退職金ももらえて貯金はたっぷり持っている。

しかし、このような人達は、自分で稼ぐ力が乏しい傾向にある。

稼ごうと思えば稼げるのかもしれないが、組織に所属せずにどのようにして、お金を稼げばよいのか想像できない人もいる。

特に医療・福祉系や公務員はこれに当てはまる。全くをもってビジネスというものを知らない。当事者が語るので間違いない。

こういう人生が長くなると、いくら貯金があっても、毎月毎年お金が減り続けるという不安に怯えながら暮らすことになる。

だから、「100歳まで生きたらどうしよう……」「大きな病気で働けなくなったら、こんな額では全く足りない……」などということばかり考えてしまう。

「できるだけ節約してお金を使わずに生活しよう」と、どんどん後ろ向きな生き方となってしまう。

貯金はないけれど、自分で稼ぐ力がある人

ストックは少ないけれど、フローの力は持っているという人も、世の中にはたくさんいる。

貯金は少なくても最低限の生活費が稼げる人は、「もし長生きしても、何とか食べていける」と前向きな生き方ができる。

稼ぐ力がある人の多くは、机に座って指示通りに働いて、給料が振り込まれる組織で働いてきたわけではない。

そのため、「自分でどうやって稼いでいこうか」と常に考えている。

長生きの可能性が高まると、いくらストックを持っていようと不安は尽きない。

稼ぐ力(フロー型)がある人は、ストック型より人生を安楽に構えることができる。

このことから、「過去に貯めた資産を持つ人から、稼ぐ力を持つ人へのシフト」が求められてくる時代が迫ってくる。

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人生100年時代に必要とされるスキル(資質)

「人生100年時代」に求められるスキル(資質)

*経済産業省より引用

業界等の特性に応じた能力【アプリ】

  • 社内スキル→職場によって異なる
  • 専門スキル→絶えず新たなスキルの獲得やアップデートが必要

社会人としての基盤能力【OS】

  • 社会人基礎力→社会人としての基礎スキル。初期に身に着ける必要
  • キャリア意識、マインド→すべての基礎。絶えず持ち続ける必要

☆人生100年時代の働き手は、【アプリ】と【OS】を常に『アップデート』し続けていくことが求められる。

人生100年時代の社会人基礎力

*経済産業省より引用

人生100年時代の社会人基礎力

『前に踏み出す力(Action)』
  • 主体性→物事に進んで取り組む力
  • 働きかけ力→他人に働きかけ巻き込む力
  • 実行力→目的を設置し確実に行動する力
『考え抜く力(Thinking)』
  • 課題発見力→現状を分析し目的や課題を明らかにする力
  • 計画力→課題の解決に向けたプロセスを明らかにし準備する力
  • 創造力→新しい価値を生み出す力
『チームで働く力(Teamwork)』
  • 発信力→自分の意見をわかりやすく伝える力
  • 傾聴力→相手の意見を丁寧に聴く力
  • 柔軟性→意見の違いや相手の立場を理解する力
  • 状況把握力→自分と周囲の人や物事との関係性を理解する力
  • 規律性→社会のルールや人との約束を守る力
  • ストレスコントロール力→ストレスの発生源に対応する力

*以下が「人生100年時代の社会人基礎力」として追加された3つ↓↓

『何を学ぶか(学び)』
  • 学び続ける力
  • キャリアオーナーシップ
『どのように学ぶか(組み合わせ)』
  • 多様な体験とリフレクション
  • 異なる能力を組み合わせる
『どう活躍するか(目的)』
  • 自己実現、社会貢献
  • 主体的にキャリアを切り拓く

☆上記の能力を発揮するにあたって、自己を認識して振り返り、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らキャリアを切り拓いていく上で必要と位置づけられている。

おわりに

私の場合、「ストック」もなければ、「フロー」もない。

これは大変まずいこと……。

給料が少ないうえに昇給も少なく、貯金もたかが知れている。

普通に貯金しているだけでは、老後資金は到底準備できない。家族すら十分に養うことができるのかも危ういところ……。

そこで、老後資金はできるだけ心配しなくてもいいように、「個人型確定拠出年金(イデコ)」で早い段階から積立投資を始めている。

また、マイホーム費(頭金)やマイカー費、教育費を貯めるために、「つみたてNISA」や「ジュニアNISA」をコツコツ始めている。

元金があまりないからこそ、少額から投資して積み立てる。どうしても欲しい個別銘柄はなけなしのへそくりを使ってジュニアNISAにぶっこんで放置(長期前提)。

これだけでも、少し心に余裕ができる。

あとは、本業と副業に力を注いで、稼げる力(フロー型)を身に着ける。

稼いだお金は、副業(事業拡大)にまわす、もしくは再投資して投資額を増やすなどといった戦法がとれる。

医療・福祉分野や産業分野はまだビジネスとしての可能性を十分に秘めている。

ここまで余裕を持ってやりたいことができているのも、妻が働いてくれているおかげ。

副業や個人事業を始める際、パートナーが働いているおかげで踏み切れるところがある。

今の時代、「共働き」こそが最強と思っている。

もちろん、共働きで子供がいたら大変なこともたくさんある。夫婦でぶつかり合うこともあれば、子供の対応に振り回されたり…。

ぶつかり合わないと築けない夫婦の信頼関係や子供がいることでの(良くも悪くも)モチベーションアップ。

何よりも稼ぎ口が2倍になるので、投資にも有利、何か合った時の保険にもなる。

あと、身体的(精神的)な事情で働けなくなったとしても、稼げる力を失わないように、パソコンは必要最低限使えるようにしておくことも重要。

これからは、フロー型の働き方にシフトしながら、心身ともにゆたかな人生を築いていこう。

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少しでも参考になれば幸い。

ばいびー

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