どうも、プリモンです。
この記事では、胎教に関する「胎児と音(声)の関係性」と「ことば(言語)のゴールデンエイジ」について紹介。
各メディアなどで、「胎児に音楽(クラッシック)や英語などを聞かせると、今後の発育(IQが高くなるなど)に関連してくる」と聞くことがある。
本当に効果はあるのか。科学的根拠(エビデンス)はあるのか。気になるところ。
また、胎教を始める際の最適な時期についても紹介。
「ゴールデンエイジ」という言葉を耳にしたことはあるか。
よく、「才能を開花させる時期」「学びが早い時期」と認識している人が多いと思う。
まさしく、その通り。
そんな疑問を解決すべく、できる限りわかりやすくまとめた。
- 胎児教育に興味関心のあるママパパ
- 胎児教育の効果・根拠を知りたいママパパ
- 妊娠時から赤ちゃんとの関わり方を知りたいママパパ
におすすめ。
この記事で伝えたいことはずばり…
では、さっそく本題へ入ろう。
【無料公開】お腹の中の赤ちゃん「胎児の成長過程」と「生命の神秘」
「胎児教育(胎教)」とは
胎児に音楽や英語などを聴かせることを「胎児教育(以下、胎教)」と言う。
「胎児の時から教育が始まるなんて、赤ちゃんも大変だな~」と個人的に思ったが、実はその考え方自体が少し間違っていた。
胎教というものは、そもそも胎児に何かを教えるものではない。
どちらかというと、「母親」が対象。
胎教の根本的な目的は、
「母親の体調・精神状態が胎児に与える影響が大きいため、できるだけ母親がストレスを抱えないよう穏やかに過ごすための心得」
とのこと。
「胎教」の効果は果たしてあるのか?
「胎教」を始める時期
「胎教」を始めるタイミングとしては、「妊娠5ヶ月以降(安定期)」。
それには、ちゃんとした理由がある。
胎児の聴覚は、「妊娠24週(生後5ヶ月)」くらいで完成し、外部の音も聞こえるようになってくる。
しかし、胎児は学習に必要な大脳新皮質(周辺の脳)が未発達のため、学習効果は定かではない。
また、胎児は20分おきに寝たり起きたりを繰り返している。
それに加えて、母親の心音や消化音、外部の音など体内は結構騒々しい環境となっている。
必要な音を選別する能力は、まだこの時期に身についていない。
もし音(声)を聞かせてあげたいのであれば、お腹の近くまで音源を近づけてあげた方がよい。
ボリュームは適度に調整しよう。かえって、赤ちゃんにストレスを与えてしまうかもしれない。
母親の体調・精神状態が胎児に与える影響
ママ(妊婦)が不安定になると、「交感神経を刺激するアドレナリン(ホルモンの一種)の分泌が増えて、胎盤への血液量が減る」という説がある。
血液の中には、たくさんの酸素や栄養分が含まれている。
この説が本当であれば、胎児の発育にも大きく影響してきそう。
逆に、ママ(妊婦)自体が、「癒しの(好きな)音楽などを聴いてリラックスして、副交感神経を刺激することで胎盤への血液量が増える」ことも十分に考えられる。
「胎教」の効果
お腹の中にいる時から家族の一員としてコミュニケーションを取ることで、
- 「家族・親子の絆」が強くなる
- 「生後の信頼関係」も深まる
- 「情緒」が安定する
- 「夜泣き」が少なくなる
- 「人見知り」が少なくなる
- 「表情が豊かな子供に育つ」
などの効果が期待できると言われている。
良いこと尽くし。
科学的根拠(エビデンス)はまだ定かではないが、やらないよりかはやった方が遥かに良いのではないか。お金をかけなくても胎教はできる。
「胎教」の方法
胎教と言えば、「音楽(クラッシックなど)を聞かせる」というイメージ。
実は、その他にもたくさんある。
- 音楽を聴く
- 絵本を読む
- 話しかける
- 挨拶する
- お腹をなでる
- 適度に運動する
上記の項目を見ると、どれも日常的に何気なく行われていることばかり。
高額な教材やスクールは必要ないので、まずは身近にできることから始めてみてはどうか。
次は、読者のみなさんが1番気になっている「日本語以外の言語は聞かせたほうがいいの?」という疑問に移ろう。
「ことばのゴールデンエイジ」は妊娠中から始まっている!?
「幼い頃から触れていたことで、子供の得意分野がある程度決まる」という話はよく聞く。
特に、スポーツや芸術などの分野に当てはまる。
人間には、経験したことをスポンジのように吸収していく大事な時期がある。
その時期のことを「ゴールデンエイジ(0~3歳頃まで)」と言う。
赤ちゃんの聴覚は、視覚などより早くから発達し始める。
ママの言葉や外の世界の音を聞き分けられるようになるのは、だいたい安定期に入った「妊娠5~6ヶ月頃」。
ことばのゴールデンエイジは、妊娠5~6ヶ月頃からもうすでに始まっているとのこと。
定かではないが、確かにこの時期から胎児の脳内シナプス(神経回路)が発達していく時期。
今後、子供が成長して英語がペラペラ話せるようになった時、「あの時(ゴールデンエイジ)から始めてよかった!」と思える日がやってくるかも。
今後間違いなく、さらなるグローバル社会がやってくる。親としては、子供が大人になった時にたくさんの選択肢を持てるようにしてあげたいもの。
耳にしなかった言語(ことば)は、その言語回路が作られない!?
「ことばのゴールデンエイジ」真っ最中の赤ちゃんは、世界中の言語を学ぶ絶好の機会。
赤ちゃんの脳は、日常からよく聞く言語の回路が発達するようにできている。
確かに、生まれてから日本語を特別教えなくても、少しずつ言葉の使い方や意味を理解して話せるようになる。
改めて考えると、子供の能力はすごい。
しかし、逆に「この時期にほとんど耳にしなかった言語は、その言語回路は作られない」と言うことにもなる。
だからこそ、この時期に日本語同様、英語などもたくさん聞かせてあげることで、「日本語と一緒に、英語などの言語回路も作られる」ということになる。
「英語」をマスターするには
子供の脳に英語の言語回路を完成させるまでには、おおよそ「2000時間以上」のインプットが必要と言われている。
アウトプットできるのであれば、たくさんアウトプットさせた方がその分学習時間も短くなる。知識を詰め込むだけでは非効率。
「2000時間以上」と聞くとすごく長く感じるが、妊娠6ヶ月から毎日1時間くらい英語を聞かせてあげると、単純計算して5~6歳頃には到達。
小学校に入学する前から英語でおしゃべりができたら、小学校の先生もびっくり。
「胎児教育(胎教)」のポイント
大切なことなので、もう一度ここで「胎児教育(胎教)」のことについて振り返る。
「胎教」とは、そもそも胎児に何かを教えるものではない。
そもそもが、「母親」対象。
「母親の体調・精神状態が胎児に与える影響が大きい。できるだけ母親がストレスを抱えないよう穏やかに過ごすための心得」
このことをお忘れなく。
おわりに
「お腹の中の赤ちゃんと一緒に、ママも楽しもう!」
特別なことをしなくても、赤ちゃんと向き合ってコミュニケーションをとっていれば、それ自体が立派な胎教。
ママの感情は胎児にも影響すると言われている。
ママが楽しみながら触れたものは、お腹の赤ちゃんも楽しく感じることだろう。
仮に英語を聞かせる際、「毎日英語を聞かせなければならない」というストレスを感じてしまっては本末転倒。
気軽にママも一緒に楽しめるよう工夫することが大切。
大好きな洋画(字幕)や洋楽を見ながら聞きながら、子供が英語を喋れるようになったらラッキーくらいの気持ちで臨もう。
これまで数多くの「幸せ」に寄り添って来たゼクシィが、新しいファミリーとして『ゼクシィBaby』をスタート!
信頼性の高い情報と、先輩ママのような温かさでサポート♪
参考になれば幸い。
ばいびー