結論から先に:生後9〜12ヶ月は「移動・手先・ことばが同時に伸びて、赤ちゃんが「自分の意思を持った人」になっていく3ヶ月」です。ハイハイからつかまり立ち、つたい歩き、そして1歳の一人歩きへ。指先は親指と人差し指でつまめるようになり、理解できる言葉は生後11ヶ月ごろで平均70〜80語ともいわれます。同時に後追い・自己主張・かんしゃくが出てくるため、ここで親のほうが消耗しやすくなります。
この記事は、生後9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月・12ヶ月の「発達の目安」と「お世話のポイント」をひとつにまとめた完全版です。0歳のラストスパートから1歳までを、まとめて確認できます。
生後9〜12ヶ月の発達とお世話の早見表
| 月齢 | 運動・手先の発達 | ことば・こころの発達 | お世話の要点 |
|---|---|---|---|
| 生後9ヶ月 | ハイハイ・ずり這いが移動手段として確立。3本の指で小さな物をつまむ・まわす | 後追いが始まる。「パチパチして」など言葉を理解して行動に出る | 歯が生えてくるので口腔ケアを開始。ハイハイの形には個人差がある |
| 生後10ヶ月 | つかまり立ち・つたい歩きが始まる。親指と人差し指でつまむ。物を投げる | 指さした方向を見る。仕草を真似る。好き嫌いと自己主張が強くなる | 立ち上がった高さに危険物がないか室内を再チェックする |
| 生後11ヶ月 | つたい歩きで行動範囲が拡大。座る・立つ・転がるなど姿勢のバリエーションが増える | 理解できる言葉は平均70〜80語。意味のある一語が出はじめる。空間認知が育つ | 要求を目線や手で示すので、言葉にして返してあげる |
| 生後12ヶ月 (1歳) | よちよち歩き(一人歩き)が始まる | 因果関係の理解が進み、自分で試して確かめる遊びが増える | 繰り返しやりたがる遊びを、安全を確保したうえで存分にやらせる |
ハイハイの形も歩き始めの時期も個人差が大きい部分です。表は目安として使い、気になるときは1歳健診で相談してください。
生後9ヶ月の発達とお世話は?
生後9ヶ月赤ちゃんの発達
ママパパと一緒にいたい気持ちを行動で示すようになる時期。一緒に過ごしてくれるママパパが大好き。
愛着が後追いという行動につながる。そして、言葉を理解して行動に現れる。
例えば、「パチパチして」と言うと拍手をするなど、意思表示の方法が増えてくる。
行動に迷う時は、ママパパの表情を見て助けを求めてくることも。
また、歯が生えてくるため、疼いて噛む行動が増えてくる。この時期は、何でも口に入れてしまうため、誤飲に注意。
生後9ヶ月の赤ちゃんは、ハイハイなどの移動が盛んになる。ずり這いやハイハイなどの移動運動が速くなり、距離も伸びてくる。
さらには、上の方へと興味が高まり、「立つ」という行動にもつながってくる。
生後9ヶ月の運動(身体)発達はどこまで進む?
子どもによる成長(移動能力)と世界の広がり
ハイハイやずり這いは、単なる移動手段ではなく、赤ちゃんの認知能力や心の成長を促す大事な発達段階となる。
ハイハイ移動などは、主体的な経験からもたらす認知機能や探求心への促進につながる。
主体的な移動ができるようになることで、空間認知の理解が高まり、知的好奇心や探究心がますます身についてくる。
空間認知とは、「環境内の位置や方向などの空間的関係の知識を獲得・記憶して、それに基づいた行動をしたり、判断をしたりする能力」のこと。
ハイハイでの移動経験の多さと空間認識力(空間認知)の関係性を調べる研究がある。
その結果、ハイハイの経験が多いほど、認知能力が高まることがわかっている。
ハイハイすることによって、様々な角度から物を見て探索意欲を刺激し、認知能力の向上につながる。
ハイハイでの移動は、赤ちゃんの体幹を鍛え、手と足を連動させる運動機会にもなる。
また、生後9ヶ月の赤ちゃんは、つかまり立ちもできるようになってくる。
おすわりの姿勢からハイハイ、ハイハイの姿勢からつかまり立ちなど、姿勢の変化を促すことで、体幹のコントロールなどの運動機能が高まる。
移動する経験を通して、赤ちゃんは安心できる距離感を学ぶ。
安心できる最適な距離にいるかどうかを確認してから移動を始める。
ひとりでも安心して遊べるように、ママパパとの最適な距離感を理解していく。
自分が移動できる距離より、ママパパが離れてしまうと、慌てて追いかけたり、泣き出したりすることもしばしば。
生後9ヶ月頃の赤ちゃんともなれば、おすわりやハイハイだけでは留まらない。
家具のようなものがあれば、それにつかまり膝立ちや片膝立ちとなり、重心を高くして外の世界を探索するようになる。
体幹や股関節まわりの筋肉を上手くコントロールすることができるようになる。
手の運動を上手に操作するためには、体幹や足などでしっかりとした支える面を作る必要がある。
その支える面の中で、重心移動を容易に行えるようになることで、手の操作が上手くできるようになってくる。
この時期から体を上手く使った重心移動やバランス機能(平衡感覚)の獲得が必要となってくる。
生後9ヶ月の認知(脳)はどこまで発達する?
生後9ヶ月の赤ちゃんは、指先の細かな動きができるようになってくる。
親指と人差し指、中指の3本を使って、小さなものをつまむ・はなす・まわすなどの細かい操作もできるようになってくる。
ものを持ち替える遊びを頻繁にするようになったり、両手にそれぞれ別のものを持ったりして遊ぶ。
おもちゃを打ち鳴らすなど、さらに手の運動が活発となり、遊びのバリエーションが増えてくる。
遊びの中で動作を繰り返すことによって、因果関係(ものの仕組み)を理解していく。
「押す」「叩く」「投げる」と音が鳴るなど、単純な因果関係については繰り返すことで理解していく。
隠れていても、物がそこにあるということが分かるようにもなってくる。
物が隠されていても、そこにあることを理解して、手を出して探す。
見つけた時は、「やっぱり、そこにあった!」と嬉しそうに喜ぶ。
生後9ヶ月赤ちゃんの発達ポイント
口腔ケア
生後9ヶ月の赤ちゃんは、だんだんと歯が生えてくる時期。
そのため、「健康できれいな歯を育てるためのケア方法」や「虫歯を予防する生活習慣」、「歯みがきが好きになるための方法」を知ることが大切。
歯みがきや虫歯予防については、また別の記事で紹介。
ハイハイの姿勢
「ハイハイの姿勢や移動方法が、他の赤ちゃんと異なる」と思われているママパパも多いのではないか。
ハイハイの方法には個人差がある。
足を使わずに腕だけで前進したり、片方の足と腕だけで動いたり、おしりを高くあげて移動したりと個人差がある。
ハイハイを経由せずに、いきなり立つ赤ちゃんもいるくらいなので、成長過程の違いはそこまで気にしなくても大丈夫。
ハイハイしたいという意思やハイハイをするために必要な神経発達の時期は、赤ちゃんの個性に合わせたタイミングで訪れる。
上記でも述べたが、ハイハイなどによる自分での移動は、赤ちゃんの認知能力や運動能力、感情の発達を自然に促す良い機会となる。
積極的に行っていこう。
移動が活発になると、ママパパが赤ちゃんの移動を静止する場面も増えがち。
しかし、安全な環境を整えた上で、自由な移動ができるように見守ってあげる事が大切。
安全に配慮しながら、マットや布団などで段差を作り、その上を赤ちゃんがハイハイして遊ぶなど、楽しい遊びにつなげるとなお良い。
少しでも参考になれば、幸い。
ばいびー
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生後10ヶ月の発達とお世話は?
生後10ヶ月はどんな時期?
はいはいなどの移動が上手くなり、行動範囲が広がるとともに、興味・関心の幅も広がってくる時期。
・身ぶりなどコミュニケーションの手段が広がる
・ママパパが指さした方向に顔を向けて、指さした物を見るようになる
・ママパパの仕草を見て、それを真似る
など、コミニケーションの幅がさらに広がってくる。
つかまり立ちが始まると、立っているときの見える世界が一変するため、興味・関心の対象がさらに広がってくる。
言葉や行動の理解がすすむ
行動範囲が広がり、言葉や行動の理解も進んでくる。
赤ちゃんと少し距離をあけてから手を広げて「おいで」や「ばいばい」と声をかけてみよう。
声かけの内容によって、違った反応や行動を見せてくれるようになってくる。
こころの発達が顕著になってくる
好き嫌いが出てきて、自己主張が強くなる。
好き嫌いがはっきりしてきて、イヤイヤをしたり、かんしゃくを起こしたりする。
自己主張は「発達の証」と受け止めて、赤ちゃんが求めているものを理解してあげよう。
移動手段がさらにレベルアップ
つかまり立ちやつたい歩きが始まる。
つかまり立ちで手をのばしたり、転んだりした時に、危ないものがないか室内をよく観察して、環境を整えてあげよう。
自分の意思で移動や手の操作ができるようになる
ボタンを押すなどの細かい操作ができるようになるなど、自分の思い通りに体や手先を動かせるようになる。
また、ボタンを押すと音がでる、物を振ると音が鳴るなど、自分の動作によって物に起こる変化に気づき行動する。
物をつかみ投げる
物をしっかりとつかんで振り回したり、ボールやおもちゃなどを投げたりなど、手先のコントロールが上手くなる。
より遊びのレパートリーが増えて、この時期は左右の手で物を持ち替えたりすることもできる。
親指と人差し指で物をつまむ動作ができるようになる
手先のコントロール力が発達して、親指と人差し指でピンセットのようにして物をつまむことが可能に。
さらに小さな物をつかめるようになったり、ダイヤルを回せるようになったりと、より細かい動作ができるようになる。
言葉をある程度理解し、オウム返しで喃語が盛んになる
ママパパの言葉も少しずつ理解するようになり、様々な言葉を聞きとる。
そこからマネしようとして、舌や唇で音を作って発しようとすることが、言葉の理解や意味のある発語につながる。
まとめ
赤ちゃんの発達は、移動やコミュニケーション、感情や手先の操作、言葉の理解など、さまざまな面で進んでいく。
はいはいやつかまり立ちなどで、見える世界が変わり、興味・関心の幅が広がる。
身ぶりや仕草などで、ママパパとのやりとりが増え、言葉や行動の意味を理解したり真似したりする。
好き嫌いや自己主張がはっきりしてきて、イヤイヤやかんしゃくなどの感情表現が豊かになってくる。
言葉もある程度理解して、オウム返しで喃語を発するようになります。これは、意味のある発語につながる。
赤ちゃんの発達は、驚くほど速く、多彩に進んでいく。
少しでも参考になれば幸い。
ばいびー
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生後11ヶ月の発達とお世話は?
生後11ヶ月はどんな時期?
生後11ヵ月の赤ちゃんは、理解できる言葉がさらに増えてくる。
簡単なコミニケーションもできるようになってくるため、遊びの幅が広がりママパパとの遊びがますます楽しくなってくる。
理解できることが増え、はいはいから伝い歩きも可能となる。
つかまり立ちやつたい歩きが上手くなり、1人でも数秒間は立ったり、一歩踏み出したりと「歩く」ということが始まってくる。
また、ママパパが話す言葉の理解も増えてくるため、コミュニケーションに合った反応が返ってくることも。
徐々に言葉を理解してくる
話せる言葉(喃語)は、1語あるいはないかと言う時期。
言葉を表出することは、今の時点ではまだ難しいが、理解している言葉は平均70〜80語ほどあると言われている。
自分の意思が明確になりだして、簡単なコミュニケーションができるようになる
徐々に自己主張が強くなり、好き嫌いが明確になってくる。
目線や手でものを要求してくることもある。
伝い歩きができるようになり、より広い範囲を移動できるようになる
生後11ヶ月にもなると、様々な姿勢が取れるようになる。
座ったり、立ったり、転がったりなどいろいろな体勢がとれる。
今までは、低い目線でのはいはいが中心だった移動も、伝い歩きができるようになることで、高い目線となり、より広い世界を感じられるようになる。
そのため、好奇心がさらに旺盛となり、いろんな所につかまり立ちをして、歩きまわることにつながる。
この時期は、無理に歩く練習をさせる必要は無いが、危険のない範囲で好奇心を尊重して歩かせてあげること。
人の成長にとって、「好奇心」は重要。
自分の働きかけによる変化を楽しみながら遊ぶ
はいはいや伝い歩きができるようになることで行動範囲が広がり、様々なものを見ようと姿勢や動作を変える。
自分の働きかけ(移動)によって、周りの風景(環境)が変化することを楽しんでいる。
徐々に手先の細かい動作ができるようになる
今まではグー・パーなど、大まかな動きしかできなかった。
生後11ヶ月頃から徐々に手先の細かな運動もできるようになってくる。
ものをつまんで別のところに運んだり、ものを落として遊んだりなど、少しずつ細かな動作を獲得してくる。
空間の認知力が高まってくる
感覚と運動を組み合わせて、徐々に空間の構造を理解していく。
「目で見たものを脳で認識し、体で動かす」といった感覚と運動を組み合わた動作を何度も繰り返すことで、空間認知力は高まる。
空間認知力が高まることで、もの(ひと)の距離感や物体の構造などを理解していく。
意味のある言葉が出てくる
1歳前後になると意味のある言葉が少しずつ出てくる。
例えば、「ママ」「パパ」「まんま」など簡単な一語が出始める。
赤ちゃんは、ママパパの言葉をよく聞いているので、たくさん話かけてあげること。
その中で、意味のある言葉のレパートリーが徐々に増えていく。
まとめ
生後11ヶ月の赤ちゃんは、言葉の理解やコミュニケーションが進み、自分の意思を表現できるようになってくる。
また、はいはいや伝い歩きなど、様々な動きができるようになり、周りの世界に興味を持ちだす。
手先の細かい動作や空間の認知力も高まり、遊びの幅が広がってくる。
1歳前後には、意味のある言葉も出てくる時期。
ママパパは、たくさん話かけてあげたり、好奇心を尊重してあげたりすることで、赤ちゃんの発達をサポートできる。
参考になれば、幸い。
ばいびー
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生後12ヶ月(1歳)はどんな時期?
生後12ヶ月はどんな時期?
生後12ヶ月と言えばもう1歳。
よちよち歩きをするようになったり、言葉を少しずつ覚えてきたりと、今までにできなかったことがたくさんできるようになる時期。
これまでの振り返りとこれからの成長
身体・認知について
生まれたばかりの時は、あおむけの状態からだんだんと寝返りができるようになり、生後6ヶ月頃にはお座りができるようになる。
そこから段階的に、ずり這いやはいはい、つかまり立ち、つたい歩きができるようになる。
1歳になると1人歩きが可能となり、行動範囲が広がる。
行動範囲が広がるにつれて、子供の「やりたい」と言う欲求が高まる。
親は危険のない範囲で温かく見守り、その好奇心を積み取らないようにする。
ひとり歩きができるようになると、どうしても「歩く」という動作に着目しがちになる。
しかし、歩くと同時に指先も器用になってくる。
積み木をつかみ、1〜2個積むことも可能になる。
もの(おもちゃ)を箱から出したり入れたりと、指先がだんだんと器用に使えるようになる。
また、歩けるようになることで、家遊びから外遊びへの機会も増えてくる。
外遊びでは、自分で「やってみたい!」という思いを尊重して、危険に配慮しながら様々な体験をさせてあげること。
この時期から、体力や感性といったところも育ってくる。
たくさんのことに挑戦し、自分の力で「できた!」という体験が次の成長へとつながっていく。
コミュニケーションについて
生まれた時は、泣いてから用件を伝えることしかできなかった赤ちゃん。
「あー、うー」などの喃語で、ママパパとコミュニケーションをとっていた。
生後6ヶ月頃を超えてくると、欲しいものなど要求がある際は、「あっ、あっ」と声を出して強調することもできるようになる。
ママパパやその周りにいた大人が使っていた言葉も蓄積していく。
蓄積した言葉の中からやりとりが始まっていく。
1歳を過ぎると意味のある「1語文」を話すようになってくる。
「まんま」「わんわん」「ママ」など意味のある簡単な1語文を話せるようになってくる時期。
言葉にはできなくても、ほっぺに手を当てて「おいしい」などを表現することも可能になる。
この時期は、ママパパ以外のお友達とはまだ積極的に遊ぶことができない。1人遊びが大半。
上記でも伝えたが、赤ちゃんの頃からママパパの言葉をよく聞いて言葉を蓄積している。
ママパパの言動をよく見ているので、模範となる言動を心がけよう。
状況や気持ちに合った言葉を子どもに投げかけてあげることが大切。
例えば、猫がいたら「にゃーにゃーがいるね」など、状況や気持ちをママパパが言葉にしてあげる。
そこから子どもも学んでいく。
こういったコミニケーションを通す中で、やりとりが「楽しい」と思えてくる。
言葉と言葉が結びつき、コミニケーション力がどんどん高まってくる。
今後は成長につれて徐々に、他のお友達とも一緒に遊べるようになってくる。
さいごに
1歳頃から物事の因果関係の理解も進み、自分から行動して結果(変化)を確かめる遊びが増えてくる。
安全を配慮した上で、子どもが繰り返しやりたがる遊びをたくさん取り入れてあげること。
例えば、ボールを投げると転がる、積み木をぶつけ合うと音がする、ボタンを押すと光るなど
上記のような体験を繰り返すうちに子どもは、自分が行った行動に対して、変化することを期待して楽しむ。
期待通りになると嬉しくなって、「またやってみたい!」となる。
遊びを繰り返す中で因果関係を理解し、予測する力が育っていく。
これで生後0ヶ月から生後12ヶ月赤ちゃんまでの発達シリーズを終えた。
少しでも読者のみなさんの参考になっただろうか。今後も少しずつ記事をブラッシュアップしていく予定。
子育ては本当に大変。しかし、楽しいこともいっぱい、学ぶこともたくさんある。
20代や30代になっても、まだまだ未熟なところはたくさんある。子育てを通して、一緒に成長していこう!
ばいびー
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後追いとかんしゃくにどう向き合えばいい?
生後9ヶ月ごろから始まる後追いは、「この人がいれば安心」という愛着が育った証拠です。生後10ヶ月を過ぎると好き嫌いがはっきりして、イヤイヤやかんしゃくも出てきます。これも発達のサインで、しつけの失敗ではありません。
とはいえ、しんどいのは親のほうです。とくに刺激に敏感な気質のある人は、泣き声とまとわりつきが重なると一気に消耗します。「発達の証拠だ」と頭で理解しても、体力は削られます。1日15分でいいので、確実に一人になれる時間を確保してください。
よくある質問
ハイハイの形が他の子と違いますが大丈夫ですか?
ハイハイの方法には大きな個人差があります。腕だけで前進する、片方の手足だけを使う、おしりを高く上げて進むなどさまざまで、ハイハイを経由せずに立つ子もいます。移動しようという意欲が見えていれば、形そのものを心配しすぎる必要はありません。
歯みがきはいつから始めればいいですか?
生後9ヶ月ごろから歯が生えてくるので、このタイミングで口腔ケアを始めます。いきなり磨こうとせず、口まわりを触られることに慣らすところからスタートすると、歯みがき嫌いになりにくいです。
言葉がまだ出ませんが遅いのでしょうか?
生後11ヶ月ごろでも、話せる言葉は1語あるかないかという時期です。一方で、理解している言葉は平均70〜80語ほどあるといわれています。話す前に理解が先に育つので、出てこないこと自体を心配しすぎる必要はありません。たくさん話しかけることが近道です。
一人歩きはいつからですか?
1歳前後で一人歩きが可能になることが多いですが、個人差があります。つかまり立ち、つたい歩きと段階を踏んでいれば、順調に進んでいると考えて大丈夫です。
後追いがひどくてトイレにも行けません。どうすればいいですか?
後追いは愛着が育った証拠なので、いなくなることを繰り返し不安にさせるより、「行ってくるね」「戻ったよ」と声をかけて出入りを予告するほうが落ち着きやすくなります。そのうえで、夫婦で交代して一人になる時間を作ってください。親の消耗を放置すると長続きしません。
この時期の遊びは何がいいですか?
因果関係がわかる遊びが向いています。ボールを投げると転がる、積み木をぶつけると音がする、ボタンを押すと光るなど、自分の働きかけで何かが変わる体験です。安全を確保したうえで、本人が繰り返したがる遊びを存分にやらせてあげてください。
前の月齢と0歳のまとめは?
この記事を書いた人:プリモン
HSS型HSPの自覚がある30代・2児のパパ。療育センター、総合病院、障害者支援施設・就労支援施設、放課後等デイサービスと医療・福祉業界で転職5回。男性育児休業を2回・合計7ヶ月(1ヶ月+6ヶ月)取得し、その生活を体験記として公開しています。HSP・働き方・子育てをテーマに『繊細パパの教科書』を運営。
※子どもの発達には大きな個人差があります。本記事は目安であり、診断や医学的判断の代わりにはなりません。気になる様子があるときは、かかりつけ医・自治体の保健センター・地域の発達相談窓口にご相談ください。